
Olive プラチナプリファードの損益分岐点は本当に200万円?

Olive プラチナプリファードを使う場合と、Olive ゴールドを使う場合、結局どっちがお得なの?
この記事では、Olive プラチナプリファードの損益分岐点について解説します。
他のサイトを見ると、「年間200万円以上」がOlive プラチナプリファードの損益分岐点を解説している記事も多いですが、本当に「200万円以上」が損益分岐点なのでしょうか?
このサイトでは、著者が実際にプラチナプリファードを使用した際のトータルでの実質ポイント還元率から、Olive プラチナプリファードの損益分岐点を計算します。また初年度だけでなく、3年間利用を続けた場合についても解説します。
最後に、Olive ゴールドとの損益分岐点の比較も行い、「年間いくら以上使う場合にOlive プラチナプリファードがオススメなのか」を明確にします。
- Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードの損益分岐点
- 初年度のみの損益分岐点
- 3年間利用した際の損益分岐点
- Olive ゴールドとの損益分岐点の簡単比較
- 年間いくら以上使う場合にOlive プラチナプリファードがオススメなのか
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この記事を書いている人
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- 名前 :銀行員ココ 30代前半
- 職業 :現役大手銀行員 総合職10年以上
- 業務 :個人の資産運用・保険・投資信託・税金対策などのコンサル業務
- 資格 :FP1級、宅建など多くの金融系資格を保有
- カード:Oliveフレキシブルペイ、Marriott Bonvoy Amex プレミアム カード
Olive プラチナプリファードの損益分岐点は「100万円以上」

早速、Olive プラチナプリファードの損益分岐点を計算していきます。
計算は2024年12月31日時点の情報・仕様をもとに行います。今後、新規入会&利用キャンペーンや仕様が多少変更となるかもしれませんが、大きな損益分岐点は変わらないと思いますので、参考にしてみてください。
Olive プラチナプリファードのポイント還元率・特典を比較
Olive プラチナプリファードの損益分岐点は、結局「年会費以上にポイントを獲得できるのか?」「Olive ゴールドと比較してOlive プラチナプリファードの方が年会費分を差し引いても、多くのポイントを獲得できるのか?」ということになります。
まずは、Olive プラチナプリファードとOlive ゴールドの仕様をまとめておきます。
Olive プラチナプリファード ![]() | Olive ゴールド ![]() | |
---|---|---|
年会費 | 33,000円(税込) | 5,500円(税込) ※ |
通常利用時ポイント還元率 | 1.0% | 0.5% |
対象のコンビニ・飲食店 | 最大20% ※ | 最大20% ※ |
特約店(プリファードストア) | 最大15% | ー |
年間100万円利用時のポイント付与 | 10,000円相当 (最大40,000円相当まで) | 10,000円相当 (最大10,000円相当まで) |
年間100万円利用時の年会費特典 | ー | 次年度以降永年無料 |
クレカ積立ポイント付与 | 最大3.0% ※ | 最大1.0% ※ |
入会月+3ヶ月後末までに 40万円以上利用での特典 | 40,000円相当 | ー |
新規入会&利用キャンペーン ※ | 最大34,600円相当※ | ( 最大34,600円相当※ ) |
※ 年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※デビットモード・クレジットモードでのご利用が対象です
※特典を受けるには一定の条件がございます。詳細は公式サイトをご確認ください
※ 対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※ 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
※特典を受けるには一定の条件がございますので公式のHPをご確認ください。
※特典付与には条件があり、口座開設とクレジットカードのお取引、証券のお取引も含みます。
※最大34,600円相当は最上位クレジットカードでのお取引が対象になります。
Olive プラチナプリファードの損益分岐点は「100万円」を基準に
著者が実際にプラチナプリファード(三井住友カード プラチナプリファード)を利用した際のポイント還元率などをベースに試算すると、Olive プラチナプリファードの損益分岐点は「100万円」を一つの基準としても良いと思います。
ただし、ここの損益分岐点は「Olive プラチナプリファードの年会費以上にポイントを獲得できる年間利用額」となります。つまり、カードを発行した初年度に年会費以上となる「33,001円相当以上」のポイントを獲得できる年間利用額となります。
- 対象のコンビニ・飲食店:1万円/月 → 11%還元
- 特約店(スーパー利用):1.5万円/月 → 2%還元
- ふるさと納税:5万円/年 → 5%還元
- 旅行:10万円/年 → 10%還元(2024年3月より最大15%還元にアップ)
- 通常利用:55万円/年 → 1%還元
- 年間100万円利用 → 10,000円相当の追加付与
➡︎ 著者実績:合計で100万円利用し、「44,800円分」のポイントを獲得
(新規入会&利用キャンペーン、クレカ積立を除いた実績)
実際に著者が100万円を利用した際の内訳がこの通りです。新規入会&利用キャンペーンとクレカ積立でのポイント付与は除いた実績になります。
100万円を利用し、44,800円相当のポイントを獲得しました。年会費33,000円(税込)以上のポイントを獲得できています。
もし年間利用額が99万円の場合は、100万円利用時の追加10,000円相当のポイント付与がないので、「34,800円相当以下」のポイント獲得になります。
その場合でも、何とか年会費以上のポイントを獲得できています。やはりそれなりの年会費を払って利用するカードのなので、初年度のOlive プラチナプリファードの損益分岐点は「100万円」を一つの基準に考えると良いかと思います。
初年度は新規入会&利用キャンペーン・クレカ積立の利用で更に損益分岐点は低くなる

- 合計99万円の利用の場合:34,800円相当以下のポイント獲得
- 合計で100万円利用の場合:44,800円分のポイントを獲得
(新規入会&利用キャンペーン、クレカ積立を除いた実績)
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例えば、新規入会&利用キャンペーンを利用できればその分年会費でのマイナス分はカバーでき、損益分岐点もかなり低くすることが可能です。
SBI証券でのクレカ積立においても、例えば1.0%のポイント付与で毎月3万円のクレカ積立を行えば、年間で3,600円相当のポイント付与を受けることが可能です。
この場合だと、新規入会&利用キャンペーンとクレカ積立でのポイント付与だけでも年会費以上のポイント付与を受けることが可能です。なので、新規入会&利用キャンペーンの条件を満たす利用と、クレカ積立で利用する金額だけで、初年度はOlive プラチナプリファードの損益分岐点をクリアできることになります。
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Olive プラチナプリファードを3年間使った時の損益分岐点

ポイント特化型プラチナカードのトータルでのポイント還元率
Olive プラチナプリファードは、とにかくポイント還元率が高いのが魅力の一つですね。対象のコンビニ・飲食店や特約店(プリファードストア)、クレカ積立でのポイント付与や、年間100万円利用ごとに10,000円相当のポイント付与(最大40,000円相当)など、通常の1.0%ポイント還元率の他に、様々な場面で追加のポイント付与を受けることが可能です。
つまり、様々な場面でOlive プラチナプリファードを利用すると、必然的にトータルでのポイント還元率は1.0%以上になります。
- 著者実績:合計で100万円利用し、「44,800円分」のポイントを獲得
(新規入会&利用キャンペーン、クレカ積立を除いた実績)
著者の場合は、100万円の利用時のポイントを計算すると、44,800円相当のポイントを獲得できていました。つまり、実際のトータルでのポイント還元率は「4.48%」と考えることができます。
もちろん、対象のコンビニ・飲食店や特約店(プリファードストア)の利用状況によって、獲得できるポイント数は変わりますが、日常の様々な場面で積極的にOlive プラチナプリファードを利用すれば、トータルで「3.0%〜4.0%」のポイント還元率は十分に実現することが可能かと思います。
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トータルで3%相当のポイント還元と仮定した場合
- 年会費は33,000円(税込)×3年分が必要
- トータルでのポイント還元率:3.0%と仮定(著者は4.48%)
- 年間100万円利用ごとに10,000円相当のポイント付与
- クレカ積立:月3万円・1.0%ポイント付与と仮定
- 新規入会&利用キャンペーンを利用する
これらの条件でOlive プラチナプリファードの損益と、損益分岐点を計算してみます。
著者実績に比べてかなり低いポイント還元率で設定しているので、ハードルは低い条件といえます。またクレカ積立においても、Olive プラチナプリファードは最大3.0%※ですが年間利用額に応じて変化するため最も低い1.0%で仮定し、毎月の運用額も3万円/月と低めに設定しています。
※特典を受けるには一定の条件がございますので公式のHPをご確認ください。
年間利用額を3水準で損益分岐点を試算|年間100,150,200万円
年間利用額 | 100万円 | 150万円 | 200万円 |
---|---|---|---|
初年度 獲得ポイント | 113,200円相当 | 128,200円相当 | 186,200円相当 |
2年目 獲得ポイント | 43,600円相当 | 58,600円相当 | 83,600円相当 |
3年目 獲得ポイント | 43,600円相当 | 58,600円相当 | 83,600円相当 |
3年間合計ポイント | 200,400円相当 | 245,400円相当 | 353,400円相当 |
3年間の年会費 | 99,000円(税込) | 99,000円(税込) | 99,000円(税込) |
3年間での損益 | 101,400円相当 | 146,400円相当 | 254,400円相当 |
Olive プラチナプリファードの年会費と獲得できるポイント数を比較すると、初年度(カード入会時)にしっかり新規入会&利用キャンペーンを獲得できれば、3年間でもお得に利用することが可能です。
新規入会&利用キャンペーンなどを活用できれば、著者実績よりも低く見積もったポイント還元率でも、年間100万円で損益分岐点をクリアすることが可能です。つまり積極的にOlive プラチナプリファードを様々な場面で利用していけば、それほど損益分岐点のハードルは高くないといえます。
実際に、新規入会&利用キャンペーンが利用できない「2年目・3年目」の獲得ポイント数でも年会費以上のポイントを獲得できています。なので、Olive プラチナプリファードの損益分岐点は100万円と捉えても問題ないといえます。
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Olive プラチナプリファードの損益分岐点をクリアするポイント

著者実績を紹介した上で、低い見積もりでのOlive プラチナプリファードの損益分岐点を紹介しました。年間100万円の利用があれば、Olive プラチナプリファードは十分利用していけるカードと言えます。
もちろんそれ以上の利用があれば、更にお得に利用していくことが可能です。
Olive プラチナプリファードの損益分岐点をクリアする「2つのポイント」
- カード入会月+3ヶ月後末までに40万円利用し40,000円相当のポイントを獲得する
- 対象のコンビニ・飲食店や特約店(プリファードストア)ではOlive プラチナプリファードを積極的に利用する
(ふるさと納税、旅行、百貨店、スーパーなど)
Olive プラチナプリファードの損益分岐点をクリアし、お得に継続して利用するポイントは「2つ」です。
一つ目は、カード入会月+3ヶ月後末までに40万円以上を利用し、40,000円相当のポイントを獲得することです。
二つ目は、対象のコンビニ・飲食店や特約店(プリファードストア)ではOlive プラチナプリファードを利用することです。
1. 「40,000円相当のポイントを獲得」は必ず獲得する
Olive プラチナプリファードでは、カード入会月+3ヶ月後末までに40万円以上を利用すると、追加で40,000円相当のポイント付与を受けることが可能です。
40,000円相当のポイントを獲得できるかどうかが重要なのは、Olive プラチナプリファードの年会費が33,000円(税込)であることを考えるとよくわかると思います。
実質的に4ヶ月弱の間に40万円以上の利用はややハードルが高いかもしれませんが、以下の「40万円修行のポイント」を参考にしながら、必ず獲得するようにしましょう。
2. 色々な場面でOlive プラチナプリファードを積極的に利用する
特に、対象のコンビニ・飲食店や特約店(プリファードストア)では必ずOlive プラチナプリファードを利用するようにしましょう。
Olive プラチナプリファードは通常利用ではポイント還元率が1.0%となっています。しかし対象のコンビニ・飲食店や特約店(プリファードストア)の場合、ポイント還元率が大幅にアップします。
これらをうまく活用することで実質的に3.0%以上相当のポイント還元率でOlive プラチナプリファードを利用することも十分に可能です。
年間100万円以上の利用となってくると、数%のポイント還元率でも大きな金額に相当するので、高いポイント還元率で利用できる場面が多いOlive プラチナプリファードは様々な場面で積極的に利用するようにしましょう。
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Olive プラチナプリファードとOlive ゴールドの損益分岐点を比較

Olive プラチナプリファードが意外と損益分岐点が低いことは分かりましたが、もう一つの気になる点「Olive ゴールドの方が実質的にお得ということはないか?Olive プラチナプリファードどっちを持つべきか?」について、解説します。
Olive ゴールドでもOlive プラチナプリファードと同じ条件で利用した場合の獲得できるポイント数を試算し、3年間利用を継続した場合で比較してみます。試算条件は以下になります。
年間100万円利用ではOlive ゴールドが有利かも
Olive プラチナプリファード ![]() | Olive ゴールド ![]() | |
---|---|---|
年会費 | 33,000円(税込) | 5,500円(税込) ※ |
年間100万円での損益 (3年間利用で試算) | 101,400円相当 | 110,900円相当 |
年間150万円での損益 (3年間利用で試算) | 146,400円相当 | 140,900円相当 |
年間200万円での損益 (3年間利用で試算) | 254,400円相当 | 170,900円相当 |
※ 年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
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※特典を受けるには一定の条件がございます。詳細は公式サイトをご確認ください
試算の結果、年間100万円の場合はOlive ゴールドの方がお得に利用できることがわかりました。
ここでOlive ゴールドのトータルでのポイント還元率は「2.0%相当」と仮定しています。理由は、通常利用時のポイント還元率が0.5%であることと、特約店(プリファードストア)でのポイント加算が無いためです。
年間150万円以上の利用でOlive プラチナプリファードが有利に
- 年間100万円前後の利用:Olive ゴールドの方がよりお得
- 年間150万円以上の利用:Olive プラチナプリファードの方がお得
ざっくりした試算ではありますが、Olive プラチナプリファードとOlive ゴールドのポイント還元率の差を考慮すると、年間100万円まではOlive ゴールド、年間150万円以上の利用がある方はOlive プラチナプリファードが向いていると言えます。
現在、Olive フレキシブルペイ プラチナプリファードでは最大74,600円相当のポイントを獲得できる新規入会キャンペーンを実施中です。
Oliveアカウントへの入金、スマホのタッチ決済の1回利用で15,000円分のポイントを獲得することができます。また、SBI証券の新規口座+対象取引を行うと最大34,600円相当のポイント付与を受けることができます。
さらにOlive プラチナプリファードの場合、入会月+3か月末までに40万円以上利用すると、40,000円相当のポイントが追加で付与されます。全てを満たすと、最大74,600円相当を獲得することができます。
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まとめ|年間150万円以上利用するならOlive プラチナプリファード

この記事では、Olive プラチナプリファードの損益分岐点を解説しました。
Olive プラチナプリファードの損益分岐点自体は、それほど高くなく、新規入会&利用キャンペーンなどの重要な2つのポイントを押さえれば、年間利用額が100万円以上からでもOlive プラチナプリファードは年会費以上にお得に利用できることがわかりました。
またOlive プラチナプリファードとOlive ゴールドの比較では、年間100万円程度ではOlive ゴールド、年間150万円以上を目安にOlive プラチナプリファードがお得に利用できるとわかりました。
- 年間100万円前後の利用:Olive ゴールドの方がよりお得
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